「掲載を止める」と「情報を消す」は別のこと
最初に理解しておきたいのは、グルメサイトの有料掲載を解約しても、店舗情報そのものはネットから消えないということです。地図サービスや口コミサイトは、店側が広告を出していなくても施設情報として独自に店を掲載していることが多いためです。
最優先:Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)を「閉業」にする
いちばん影響が大きいのがここです。多くの人が店を探すとき、まず地図と検索を見ます。ここが「営業中」のままだと、閉店後の来店・電話が最も多く発生します。
店のオーナー登録(Googleビジネスプロフィールの管理権限)を持っている場合は、ビジネス情報を「閉業」または「一時休業」に変更できます。完全に閉めるなら「閉業」です。
- Googleビジネスプロフィールにログインし、対象の店舗を開く
- ビジネス情報の設定から、「閉業として markする(Mark as permanently closed)」を選ぶ
- 反映まで時間がかかることがあるため、数日おいて検索結果を確認する
グルメサイト・予約サイトの掲載を止める
食べログ、ぐるなび、ホットペッパー、Retty などの掲載です。ここは「有料掲載の解約」と「予約受付の停止」を分けて考えます。
なお、有料掲載を解約しても、口コミサイトとしての店舗ページや過去の口コミは残ることがあります。閉業の状態に更新できるか、各サイトの手続きを確認してください。
SNS・公式サイトを締める
自分で運用しているものなので、ここは主導権を持って締められます。ただし「即消す」より「閉店を告知してから閉じる」ほうが、常連客への礼儀にかないます。
| 媒体 | おすすめの締め方 |
|---|---|
| Instagram・X・Facebook | 閉店のお知らせを投稿・固定 → しばらく残す → 折を見て非公開または削除 |
| LINE公式アカウント | 最後の挨拶を配信 → 予約・問い合わせ受付を停止 |
| 公式サイト | トップに閉店告知を掲載 → ドメイン・サーバー契約の期限を確認 |
| 予約フォーム・自動応答 | 真っ先に停止(受付が生きていると予約が入る) |
閉店の告知文そのものの書き方や、常連客・取引先への伝え方は閉店のお知らせ文の文例にまとめています。SNSや店頭の告知は、ネット情報を消す前の「最後の接点」です。ここを丁寧にやると、閉店後の印象が大きく変わります。
ネットの店じまい チェックリスト
- ☐ 予約フォーム・予約サイトの受付を停止した(最優先)
- ☐ Googleマップ(ビジネスプロフィール)を「閉業」にした
- ☐ グルメサイトの有料掲載を解約し、店舗ページを閉業に更新した
- ☐ SNSに閉店告知を出し、受付機能を止めた
- ☐ 公式サイトに閉店告知を掲載し、ドメイン・サーバーの更新時期を確認した
- ☐ 地図・口コミサイトを後日再確認し、「営業中」表示が残っていないか見た
よくある質問
掲載を解約すれば、Googleマップからも店は消えますか?
消えません。Googleマップの店舗情報は、有料広告とは別に施設情報として独自に掲載されていることが多いためです。閉業にするには、ビジネスプロフィールの管理画面から「閉業」に変更するか、オーナー確認・情報修正の申請を別途行う必要があります。掲載の解約とは切り分けて手続きしてください。
店のGoogleアカウントのログイン情報が分かりません。
開業時に業者や前任者が登録したまま引き継いでいないケースは多くあります。まずは店名で検索して、自分がオーナーとしてログインできるか確認してください。できない場合は、Google側のオーナー確認の手続きを申請するか、第三者でも申告できる情報修正の経路から閉業を申請する方法があります。時間はかかりますが、放置すると地図上に店が残り続けます。
口コミは削除できますか?
投稿された口コミを店側が自由に消すことは、原則としてできません。事実に反する内容や規約に反する投稿については、各サイトの削除申請の仕組みを通じて対応を求めることになります。閉業の表示に更新することで、「現在は営業していない」ことは伝わるようになります。

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